「海苔の日」 漁協などが県内の全小学校などにのりを贈呈

全国有数の養殖のりの産地佐賀県沖の有明海でとれるのりについて子どもたちに親しんでもらおうと、漁協などから県内すべての小学校と特別支援学校にのりが贈られました。

全国ののりの生産者で作る漁業団体ではのりが租税の1つとされた「大宝律令」の施行日にちなんで毎年2月6日を「海苔の日」としています。

漁協などでは毎年「海苔の日」にあわせて子どもたちに佐賀県沖の有明海でとれるのりにもっと親しんでもらおうと、県内すべての小学校と特別支援学校あわせて179校、およそ4万5000人にのりを贈っていて、6日、小城市の三日月小学校で贈呈式が行われました。

式では県有明海漁協の西久保敏組合長が「生産者が心をこめてつくったのりを、皆さんにおいしく食べてもらえるのが一番の喜びです」と挨拶しました。

そして児童代表の6人にのりが手渡され、6年生の児童が「特産品の佐賀ののりを給食で食べることができて嬉しいです」とお礼の言葉を述べました。

式の後、さっそく贈られたのりが給食で出され、子どもたちはのりをご飯に巻いたりふりかけたりしておいしそうに食べていました。

1年生の女子児童は「のりをご飯に巻いて、温かいうちに食べると佐賀ののりは味が違う」と話していました。