児童が「昔遊び」を通じて高齢者と交流 鳥栖市の小学校

鳥栖市の小学校では、竹トンボやあやとりといった昔から親しまれている遊びを通じて、子どもたちがお年寄りと交流しました。

鳥栖市の若葉小学校で開かれた「昔遊び交流会」には、地域の老人クラブの15人が招かれ、2年生のおよそ50人とさまざまな遊びを通じて交流しました。

会場にはお手玉や紙鉄砲など8つの遊びが準備され、子どもたちはお年寄りに教えてもらいながら体験しました。

あやとりの遊びでは、教わったひものかけ方で「ほうき」が出来上がると、子どもたちは歓声をあげて喜んでいました。

鳥栖市内の小中学校では日本語の教科に「昔遊び」についての学習が含まれているということで、こうした交流会を通じて、体験する機会が少なくなった遊びに挑戦してもらっているということです。

女の子は「紙鉄砲は音を出した後ハートの形になって楽しい。昔の子どもたちはこんな遊びをしていたんだなと思いました。またやってみたい」と話していました。

男の子は「地域の人たちに教えてもらったりしてめちゃくちゃ楽しい。お手玉は高く上げてキャッチするのが難しくて楽しかった」と話していました。

若葉地区老人クラブの島哲之会長は「以前はもぐらうちなどの行事もあったが、子どもたちが少なくなってすっかり行われなくなった。老人クラブとしてかつての遊びを継承したい」と話していました。