生成AIを活用した英語の授業公開 武雄市の中学校

生成AIの活用を推進する学校に指定されている武雄市の中学校で、生成AIを使って英作文や英会話を学ぶ授業が行われ、市内の小中学校の教職員などに公開されました。


武雄市の川登中学校は県内で唯一、文部科学省から生成AIの活用を推進する学校に指定されていて、去年11月ごろからさまざまな授業で活用しています。

1日は、1年生20人余りが参加して英語の授業が行われ、市内の小中学校の教職員などおよそ30人に授業の様子が公開されました。

はじめに、生徒は学校のいちおしをテーマに英作文に取り組み、事前に準備してきた英文を自分の端末に打ち込んで、より自然な文章を生成AIから教えてもらうなどしながら、英文を完成させていました。

また、英作文を早めに終えた生徒は、端末に英語で話しかけて生成AIが返答する英会話にも挑戦し、スポーツなど日常的な出来事について会話をしていて、訪れた教職員たちは興味深そうに見学していました。

参加した女子生徒は「自分が考えた文よりもっと的確な文を作ってくれるので便利です」と話していました。

川登中学校の英語教諭、中尾沙織さんは「授業をする人と生徒のいずれにとってもAIを使うメリットは大きいと思うので、今後、こうした授業は浸透していくと思う」と話していました。