歴史ゲーム「信長の野望」とコラボ 戦国武将の看板設置 唐津

安土桃山時代に朝鮮半島に兵を送るため全国から武将たちが集まった唐津市では、人気歴史ゲーム「信長の野望」とのコラボ企画で看板が設けられ、武将たちが集結したまちを歴史ファンにアピールしていくことにしています。

唐津市は、豊臣秀吉が朝鮮半島に兵を送った「文禄・慶長の役」の際に名護屋城が築かれて前進基地となり、全国から集結した武将たちの陣跡が残されています。

名護屋城跡から10キロ余りの佐志中通地区には、戦国武将を描いた大型の看板が設けられ、山口知事や地元の中学生などが綱を引いて除幕しました。

人気歴史ゲーム「信長の野望」と佐賀県のコラボ企画で設けられたもので、高さ7メートル、幅1.5メートルの看板には、ゲームに登場する六文銭の兜をかぶった真田幸村や「独眼竜」と呼ばれた伊達政宗らが描かれています。

除幕式では、ゲームを開発したシブサワ・コウ氏がビデオメッセージで登場し、「名将たちのグラフィックがどのような命を吹き込んだのか、多くの人にお越しいただき、ご覧いただければと思う」と述べました。

コラボ企画によって名護屋城跡周辺には、陣を構えた武将たちのエピソードを紹介する説明板も設けられ、県では、武将たちが集結したまちを歴史ファンやゲームファンにアピールしていくことにしています。

除幕式に出席した唐津市の峰達郎市長は「名護屋城跡という原石を磨いてもらい、うれしく思います」と話していました。