ラムサール条約登録の湿地「肥前鹿島干潟」小学生が野鳥観察

国際的に重要な湿地としてラムサール条約に登録されている「肥前鹿島干潟」で、鹿島市の小学生が双眼鏡や望遠鏡で野鳥の観察を行いました。

有明海に面する「肥前鹿島干潟」は、シギやチドリなどが飛来する国内有数の渡り鳥の中継地として知られ、国際的に重要な湿地の保護を定めたラムサール条約に登録されています。

この干潟では鹿島市が毎年、市内の小学生を対象に野鳥の観察を行っていて、30日は地元の古枝小学校の4年生36人が参加しました。

はじめに子どもたちは市の職員から双眼鏡の使い方を学んだあと干潟の近くまで行き、双眼鏡や望遠鏡をのぞき込みながら、40分ほどかけて野鳥を探しました。

子どもたちは絶滅危惧種のクロツラヘラサギやアオサギなどが飛んだり、羽を休めたりする様子を見つけると、「白い鳥を見つけた」などと大きな声を上げて喜び、市の職員から野鳥の名前を教えてもらっていました。

参加した男子児童は「ツクシガモはとてもカラフルでアオサギは意外と派手な色でした。有明海はいろいろな生き物がいて、楽しいところだと思います」と話していました。