インバウンドの観光客誘致へ 大学生が鹿島市の魅力を動画に

鹿島市では、インバウンドの観光客を誘致しようと、佐賀大学の留学生らが地元の酒蔵などをアピールする動画を作成し、18日、市の関係者に披露されました。

佐賀大学の留学生を含む学生20人は、地域の課題解決に取り組むプログラムの一環で、鹿島市にインバウンドの観光客を誘致するための取り組みを進めています。

鹿島市役所で18日に開かれた発表会には、松尾勝利市長や市内の観光関係者などおよそ20人が参加し、学生たちが考えた提案を披露しました。

このうち、学生たちが作成した30秒の動画は、祐徳稲荷や肥前浜宿の酒蔵など市内の観光地を紹介しています。

学生たちがみずから出演し、留学生の視点も取り入れて人気のスポットをアピールしています。

学生たちはこのほかパンフレットも作成し、鹿島市では今後、市や観光協会で活用していくことにしています。

参加した日本人の学生は「短い動画で何を伝えるか決めて作るのは難しかったけど、逆に面白さも感じました」と話していました。

また、韓国からの留学生は「祐徳稲荷は自分が見た神社の中で一番きれいでした。協力してプロジェクトに取り組む中で日本語にも自信を持つことが出来ました」と話していました。

松尾市長は「感じた魅力や思いを30秒に込めるというのは大変だったと思います。日本人の学生と留学生で感性も違って、それぞれの良さが出ていたと思います」と話していました。