サガン鳥栖のホームスタジアム 交換したいすをプレゼント

熱のこもった試合の思い出とともに、サポーターにプレゼントされました。
サッカーJ1サガン鳥栖のホームスタジアムでは、改修工事に合わせて17日、取り外された古いいすがサポーターに渡されました。

サガン鳥栖の駅前不動産スタジアムでは、およそ2万2000席のうち、メインスタンドとバックスタンドの合わせて2000席を、背もたれ付きのいすに取り替える改修工事が進められています。

サガン鳥栖の運営会社では、思い出の詰まった古いいすを使ってもらおうとプレゼントすることにし、17日、希望したサポーターに渡されました。

サポーターの中には、座席番号を確認し、年間指定席として長年にわたり使ってきた座席を探す人もいて、希望のものが見つかると大切そうに持ち帰っていました。

古いいすのプレゼントは今月27日にも行われるということです。

一方、スタジアムの一角には、すでに取り替えられた真新しい背もたれ付きのいすも設置され、来月の開幕戦から利用してもらうことになっています。

運営会社では、今後3年ですべての座席を改修する計画です。

いすを受け取りに来た男性は「以前、年間シートで取っていた番号のいすがほしくて取りに来ました。長い間、このいすに座って応援していたので、いろんな試合の思い出があります。これから家でテレビで見るときは、このいすに座って応援します」と話していました。

長年にわたるファンだという男性は「J2時代からここのシートで見ており、思い出深いのでもらいに来ました。」と話していました。

運営会社「サガンドリームス」の小柳智之社長は、「新しい座席は、これまでよりゆったりと快適に観戦ができると思います」と話していました。