佐賀県 障害者雇用の基準満たす企業67.9%

障害者の雇用を義務づけられている企業のうち去年、基準を満たした県内企業の割合は67.9%と、全国で2番目に高くなったことが佐賀労働局のまとめでわかりました。

障害者雇用促進法では、従業員が43.5人以上いる民間企業に、全体の2.3%の障害者を雇うことを義務づけています。

佐賀労働局は、去年6月時点の県内企業の雇用状況をこのほど発表しました。

それによりますと、対象の633社のうち67.9%にあたる430社が法律で定められた基準を満たしたということです。

前の年を1.3ポイント上回り、全国で2番目に高くなっています。

雇われている人の割合では、
▽身体障害者が53.3%、
▽知的障害者が28.9%、
▽精神障害者が17.7%となっています。

一方で、障害者を1人も雇えていない企業も全体の16.9%にあたる107社あるということです。

佐賀労働局は、「ことし4月には障害者雇用率の引き上げも決まっているので、ハローワークを中心とした関係機関とともに障害者の雇用数を増やすだけでなく、質も上げられるよう連携していきたい」と話しています。