佐賀城本丸歴史館の来訪者が400万人に達する

佐賀市にある佐賀城本丸歴史館を訪れた人が、15日、400万人に達し、節目となった来館者に記念品が贈られました。

佐賀城本丸歴史館は、10代藩主・鍋島直正が再建した本丸御殿の一部を復元した歴史博物館です。

2004年の開館からことしで20年となり、来館者は15日、400万人に達しました。

400万人目となったのは、千葉市の会社員阿部美弥さんで、職員たちから拍手で迎えられました。

そして、有明海産のノリや県産米「さがびより」などの記念品が贈られました。

阿部さんは「佐賀の歴史を学べたらいいなという気軽な気持ちだったので、びっくりしました。400万人目という数字を刻むことができて光栄です」と話していました。

佐賀城本丸歴史館では、常設展と企画展のほか、佐賀藩の公式行事が行われた畳320枚の大広間「外御書院」ではさまざまなイベントも開かれています。

佐賀城本丸歴史館の七田忠昭館長は「来館者はコロナの影響で落ち込んでいましたが、元の状態に戻りつつあるので、400万人の達成はたいへんうれしい。なるべく早く500万人を達成できるようにイベントや展覧会を開いていきたい」と話していました。