去年亡くなった保利耕輔元衆院議員 地元唐津市が主催し葬儀

唐津市を中心とする旧佐賀3区選出の自民党の元衆議院議員で、去年11月に死去した保利耕輔氏を悼んで、唐津市が主催する葬儀が14日行われ、参列した市民などが別れを惜しみました。

保利耕輔氏は、昭和54年の衆議院選挙に自民党から立候補して初当選し、文部大臣や自治大臣、党の政務調査会長などを歴任したあと、平成26年に政界を引退し、去年11月、89歳で亡くなりました。

保利氏の死を悼んで、唐津市は14日、「唐津市文化体育館」で市主催の葬儀を行い、市民や県の関係者などおよそ700人が参列しました。

はじめに、映像でおよそ35年にわたって唐津の活性化に努めた保利氏の政治家としての歩みを振り返ったあと、唐津市の峰達郎市長が「唐津の繁栄にひたむきな情熱を注いだ耕輔先生、今まで本当にありがとうございます」と哀悼のことばを述べました。

その後、参列した市民などが次々に祭壇に花を手向け、地元のために力を尽くした保利氏との別れを惜しんでいました。

伊万里市の70代男性は「本当に立派な方だった。りんとされていて、あまりしゃべらない人だったが、私たちにとっては大切な人だった。これまでお疲れさまと伝えたい」と話していました。

また、小学校の同級生の80代女性は「おとなしく、分け隔てのない人で、いい親友だった。誠実で一生懸命で本当に尊敬できる人だった」と話していました。