「eスポーツ」で認知症予防へ 高齢者の体験会 大町町

コンピューターゲームなどの「eスポーツ」を楽しんでもらい、認知症の予防につなげようという体験会が大町町で開かれました。

大町町の総合福祉保健センターで開かれた体験会には、65歳から86歳までの高齢者13人が参加しました。

「eスポーツ」は指でコントローラーを操作する動きや対戦ゲームを通じたコミュニケーションが高齢者の認知症を予防する効果が期待できるとされていて、町では去年からこうした集まりを開いています。

参加者は、eスポーツのイベントを行う会社の担当者から操作の方法について説明を受け、ゲームを体験していました。

このうちパズルゲームでは2人1組で対戦し、参加者たちは仲間どうしでゲームのこつを教え合って、ファインプレーが出ると歓声を上げて喜んでいました。

参加した80代の女性は「体を動かすスポーツと同じで熱くなれて楽しいです」と話していました。

60代の男性は「ゲームでも頭を使うので奥が深いと思います。家でやるよりも人と話すのでより楽しいです」と話していました。

大町町での高齢者向けのeスポーツ体験会は、ことし3月まで毎週金曜日に開かれることが決まっています。