中国の経営者らが佐賀ツアー 富裕層の誘致にさらに尽力へ

中国の会社経営者などが佐賀の観光地を視察するツアーが企画され、県観光連盟では、現地の富裕層の誘致に向けてさらに取り組みを進めることにしています。

中国の富裕層を誘致しようと県観光連盟が開いたツアーには、上海の会社経営者や富裕層向けの商品を扱っている旅行会社の担当者の合わせて4人が参加しました。

一行は10日、鹿島市の祐徳稲荷神社を訪れ、鍋島朝寿宮司から神社の歴史や神事について説明を受けました。

このあと本殿では、2人のみこによる神楽の舞を見学しました。

そして、玉ぐしを奉納してお神酒をいただき、伝統的な神事を体験していました。

今月8日から12日までの日程で企画された視察には、県立名護屋城博物館の黄金の茶室や有田町の柿右衛門窯など、中国人観光客に人気のスポットが盛り込まれています。

一行は、視察で訪れた観光地などをSNSで発信していてインフルエンサーとしての効果も期待できるということで、県観光連盟では、現地からの富裕層の誘致に向けてさらに取り組みを進めることにしています。

上海の投資会社社長の男性は「名護屋城博物館にある黄金の茶室で抹茶を味わったり、祐徳稲荷神社も歴史がありいい体験ができました。佐賀に興味がわいたので、機会があれば私の家族を連れて来たいと思います」と話していました。