佐賀市の支援団体 被災地へ出発 非常用トイレなど届ける

震度7の揺れを観測した能登半島地震を受けて、佐賀市に拠点を置く支援団体が現地で不足している非常用トイレなどを届けるため被災地へ出発しました。

現地に向かったのは、災害時に被災地支援を行う団体、「Civic Force佐賀事務所」の職員2人で、4日朝から緊急支援物資の非常用トイレ5600回分を車に詰め込んで準備を進めていました。

2人はこのあと福岡県経由で空路で石川県に入り、小松空港から別の車で地震で大きな被害を受けた珠洲市を目指すということです。

団体によりますと、現地では今も広範囲で断水が続いているため、避難所にいる多くの人が非常用トイレを必要としていて、乳幼児用のミルクなど不足している物資を金沢市で購入した上で、5日には珠洲市に入る予定だということです。

「Civic Force佐賀事務所」の根木佳織代表理事は「現地には何もない状況で物資のニーズは広範囲に及んでいます。長期化すると思うので継続して支援したいです」と話していました。

団体は今後、能登地方の七尾市に確保した物資を一時保管する倉庫も活用し、企業からの支援も受け付けるということです。