佐賀玉屋 臨時株主総会で現在の株主が所有株式消却に同意

京都市の不動産会社の支援による再生計画を発表した百貨店「佐賀玉屋」は臨時の株主総会を開き、現在の株主が所有する株式を消却することに同意をとりつけ、来年2月をめどにした経営の引き継ぎに向けて手続きを進めることにしています。

県内唯一の百貨店、佐賀市の「佐賀玉屋」は経営不振により、京都の不動産会社「さくら」に経営を引き継ぎ、出資を受けた上で本館の建て替えなどを進める再生計画を発表しています。

計画では、現在の株主が持つ株式を消却し、新たに発行する株式の全てを不動産会社「さくら」が取得する「100%減増資」が出資の前提となっていて、関係者によりますと、25日開かれた臨時の株主総会ではこうした手続きについて株主から賛同が得られたということです。

佐賀玉屋は手続きを進め、来年2月をめどに経営を引き継ぐ方針です。

また、関係者によりますと、佐賀玉屋の次期社長には佐賀大学の出身で不動産会社「さくら」の山越悠登統括本部長が就任する方向で調整されているということです。