チャイルドシート正しく使用 県内73.2% 全国平均下回る

6歳未満の子どもを車に乗せる際に義務づけられているチャイルドシートを正しく使用している割合について、JAF=日本自動車連盟などが調べたところ、佐賀県は73.2%と、全国平均を下回ったことが分かりました。

チャイルドシートの正しい使い方を知ってもらうため、JAFと警察は毎年、6歳未満の子どもを乗せた車を対象に全国でチャイルドシートの使用状況を調べていて、このうち、佐賀県ではことし6月、佐賀市と唐津市の商業施設で調査が行われました。

その結果、調査した子ども250人のうち、チャイルドシートを正しく使用していたのは183人で、率にして73.2%と去年より12.8ポイント上昇したということですが、全国平均を2.8ポイント下回りました。

また、車の座席にそのまま座っていた子どもが12%、チャイルドシートに座っていながらシートベルトをしていなかった子どもが8%でした。

JAFによりますと、全国的に「子どもが嫌がる」という理由で、チャイルドシートを使っていないケースが多いということです。

JAF佐賀支部は「子どもの命を守れるのは保護者だけなので、小さいころからチャイルドシートを使って慣れさせてほしい」と話しています。