唐津市で初めての国際映画祭始まる

唐津市で初めての「国際映画祭」が23日から始まり、国内外から多くの人が訪れています。

この国際映画祭は、唐津市で唯一の映画館「シアターエンヤ」などが国内外の映画関係者に唐津に足を運んでもらい市民との国際交流にもつなげようと、初めて開催するものです。

初日の23日は、アメリカの映画監督など50人余りが参加してオープニングセレモニーが行われ、地元の人たちが伝統の秋祭り「唐津くんち」で奏でる曳山囃子を披露して歓迎しました。

その後、市内2か所の会場で、ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナで将来を模索する若者のドキュメンタリーなどが上映されました。

セレモニーに参加したアメリカの映画監督は「子どもたちの演奏している姿が可愛らしくて、背景に流れる映像もよかった。すべてが素晴らしかった」と話していました。

この国際映画祭は今月26日までの4日間の日程で行われ、市内2か所の会場で21の国と地域のあわせて37作品が上映される予定です。

シアターエンヤの甲斐田晴子館長は「映画は言葉や国境を超えていろいろな文化や価値を伝えてくれる。4日間、まちの人と一緒に唐津を盛り上げていきたい」と話していました。