名護屋城跡 戦国武将デザイン看板 人気ゲームソフトとコラボ

唐津市の名護屋城跡周辺にある戦国武将の陣跡を観光資源として活用するため、佐賀県は人気ゲームソフト「信長の野望」とコラボして、ゲームに登場する武将のデザインを取り入れた看板を、来年1月から陣跡近くに設置することになりました。

唐津市の名護屋城跡は、豊臣秀吉が朝鮮に兵を送る際の拠点として築いた城の跡で、周辺には全国各地から集まった戦国武将や家臣の陣跡が150余り確認されています。

この陣跡を観光資源として活用し多くの人に訪れてもらおうと、佐賀県は人気ゲームソフト「信長の野望」とコラボして、地域の魅力を発信することになりました。

具体的には、陣跡が確認されている徳川家康や前田利家といった戦国武将のデザインをゲームから取り入れ、武将にまつわるエピソードも書かれた高さ2メートルほどの看板を、それぞれの陣跡近くに13か所設置するということです。

また、名護屋城跡周辺にある6か所の交差点の名称を戦国武将にちなんだものに変えたり、現地までの案内などが書かれた最大で高さ7メートルの大型看板を市内8か所に設けたりするということです。

看板などの設置は来年1月から始めるということで、県文化課は「今回のコラボを通じて、陣跡巡りを多くの人たちに楽しんでいただき、名護屋城が持つ唯一無二の歴史を体感してほしい」と話しています。