小学校の給食に金属製部品混入 健康被害の報告はなし 江北町

江北町の小学校で、9日、出された給食に直径12ミリの金属製の部品が混入しているのが見つかりました。
児童の健康被害は報告されていないということです。

江北町教育委員会によりますと、江北小学校で9日、児童が給食のごはんを配膳していたところ直径12ミリの金属製の部品を見つけました。

洗米機のネジが緩むのを防ぐために使われていたワッシャーと呼ばれる部品で、ネジが劣化して破損したため、混入したとみられるということです。

部品の混入を受けて、学校ではすべての児童にごはんを食べないよう指導したということです。

給食は、町内の学校給食センターで調理されたもので、この学校のほか、中学校1校と幼児教育センターにも提供され、すでに食べたあとだったということですが、これまでのところ健康被害は報告されていないということです。

混入を受けて江北町教育委員会は、すべての調理器具について劣化した部分がないかを点検したということで、「児童および保護者の皆様にはご心配とご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます」とコメントしています。

県内では、7日、基山町の小学校でも給食にさびた金属片が混入しているのが見つかり、給食への異物混入が相次いでいます。