学問の神様「多久聖廟」に県産米にちなんだ合格祈願米を奉納

受験シーズンを前に「学問の神様」を祭っている多久市の「多久聖廟」では、米の卸販売業者が県産米の銘柄にちなんで名付けた合格祈願の米を奉納しました。

多久聖廟は300年余り前にいまの多久市に建てられた国の重要文化財で、儒学を開いた孔子を「学問の神様」として祭っています。

7日は受験シーズンを前に多久市にある卸販売業者「JA食糧さが」の代表などおよそ10人が多久聖廟を訪れ、合格祈願の米を奉納しました。

奉納された県産米は3種類で、「さがびより」は「合格びより」に、「夢しずく」は「合格の夢」、それに「ひのひかり」は「合格の光」と合格を祈願する名称で袋詰めにしています。

袋には「学びて時に之を習う」など、学ぶことへの心構えを説いた孔子の言葉が記載され、受験生たちを激励しています。

業者によりますと、3種類の米は多久市のふるさと納税の返礼品として出品されているほか、多久聖廟の近くにある売店で購入することもできるということです。

JA食糧さがの宮崎第五郎社長は「地元の農家が育ててくれたおいしいお米を食べてベストコンディションで受験に臨んでほしい」と話していました。