嬉野市の温泉街にイノシシが出没し店舗に侵入 4時間後捕獲

6日午前、佐賀県嬉野市の温泉街にイノシシ1頭が出没し、発見からおよそ4時間後に捕獲されました。
イノシシは温泉街の店の中に入りこむなどしましたがけが人はいませんでした。

6日午前9時すぎ、嬉野市嬉野町の温泉街で近くにいた人から、「本通りでイノシシを見た」と市に通報がありました。

また、午前9時50分ごろには、警察に「1メートルくらいのイノシシが家の中にいる」との110番通報がありました。

イノシシは、嬉野温泉の公衆浴場「シーボルトの湯」のすぐ近くの釣り具店のなかに侵入したあと、温泉街の中を動き回っていたということです。

イノシシはおよそ4時間後に市内の塩田川で嬉野市や猟友会、警察によって捕獲され、けが人はありませんでした。

嬉野市によりますとイノシシは体長がおよそ1メートル30センチ、体重およそ90キロのオスだったということです。

釣り具店の店主は、「音も無く、突然黒い大きな物体が横切っていのししだと気づいてすぐに静かに店の外に出た。ゾッとしたが、襲われなくてよかった」と話していました。

また、イノシシを目撃した人は「街なかにイノシシが出るなんて驚いた。今後も気をつけないといけないと思った」と話していました。

嬉野市は、イノシシに遭遇した場合近づいたり、目を合わせたり、走って逃げたりはせずに、静かにゆっくり後ずさりして距離をとってほしいと呼びかけています。