物価高で支援 食品メーカー NPO法人に自社製品を贈呈

物価高で生活に困っている人を支援するため、佐賀市のNPO法人に、地元の食品メーカーから小麦粉を使った自社の製品が贈られました。

5日は佐賀市にある食品メーカーの「理研農産化工」の本社で贈呈式が行われ、鵜池浩四郎会長からNPO法人「フードバンクさが」の干潟由美子理事長に目録が手渡されました。

目録には、ホットケーキやパンを作るための小麦ミックス粉、合わせて1540個を贈ることが記されていて、今後、県内の子ども食堂や福祉施設などに届けられることになっています。

NPO法人によりますと、物価高が続くなか、食品などの支援の要望がこの夏以降、一段と増えているということです。

干潟理事長は「野菜などが値上がりして買えないという声がたくさん届いています。食べることは命の源なので、食を通じた支援の輪を広げていきたい」と話していました。