“美肌の町”嬉野市 地元栽培の西洋野菜ビーツも観光資源に

「美肌の湯」の町の観光資源に新たにビーツが加わります。
嬉野市では、地元で栽培された西洋野菜「ビーツ」を使ったうどんや菓子が宿泊施設などで提供されることになり、20日、報道陣にお披露目されました。

嬉野市では、「うれしの茶」に続く特産品を育てようと、地元の農家がお茶の栽培で忙しくない時期を利用して3年前から、ビーツの栽培を手がけてきました。

20日は、観光関係者などが集まりビーツを使った商品のお披露目式が開かれ、村上大祐市長はビーツには肌に良いとされるコラーゲンを生成する効果があると紹介した上で、「『美肌の湯』と『ビーツ』で嬉野温泉は美肌三昧の街に進化する」と宣言しました。

開発されたのは、手打ちうどんの粉にビーツを練り込んで紅色に仕上げた「かもめうどん」やピンク色のムースが特徴的な「美²(ビーツ)パンナコッタ」などで、ビーツの鮮やかな色をいかし、ネーミングにもこだわった料理や菓子、ドリンクなど13の商品が並びました。

開発された商品は、西九州新幹線の開業から1年となるのに合わせ、20日以降、市内の土産物店や宿泊施設で提供されるということで、新たな観光資源として期待されます。

来月1日にオープンする宿泊施設で、朝食でビーツの商品を提供する「嬉野八十八」の小原孝文料理長は、「そのまま使うと苦みが出るのでパウダーにすることで甘みも出て臭みもなくなりました。」と話していました。

村上大祐市長は、「美肌の温泉のイメージを広げていく上で、ビーツに大きな役割を果たしてもらいたい」と、話していました。