県立大学の基本構想案公表 経営情報学部を設置 大学院も検討

佐賀県は13日、5年後の開学を目指している県立大学について、学部の構成や定員、大学院の設置などを盛り込んだ基本構想の案を公表しました。

それによりますと、定員は200人から300人で、理系と文系の分野を融合した「経営情報学部」の1学部が設置されます。

「経営情報学部」はマネジメント分野や情報分野、それにビジネスデータ分析分野の3分野で構成し、学習する分野やカリキュラムは、時代の変化やニーズに応じて随時見直すということです。

このほか、研究拠点としての環境を整備するため、大学院の設置も検討するとしています。

また、県内の出身者を優先的に受け入れるため、要件を満たした県内からの入学生は入学金や授業料を減額または免除するほか、県立高校に県立大学附属のコースなどを設けることも盛り込まれています。

一方で、大学の場所については明記せず、企業や研究機関などとの連携を図る観点と通学の利便性を考慮して決定するとしています。

県では、この案をホームページ上で公開していて、13日から来月20日までパブリックコメントを実施し、メールや郵送、FAXで県民から大学の充実に向けた意見を募集することにしています。