昨年度の県内へのふるさと納税寄付額 416億円余で全国5位

ふるさと納税で佐賀県と県内の自治体に寄付された額は昨年度、416億円余りで前の年度より66億円増え、都道府県別では全国で5番目に多くなりました。

「ふるさと納税」は個人が自治体に寄付すると住民税などの控除が受けられる制度で、総務省によりますと、昨年度、全国の自治体に寄付された額は総額で9600億円余りで、3年連続で過去最高を更新しました。

佐賀県と県内の自治体への寄付額は416億4200万円と前の年度より66億4200万円増え、全国の都道府県の中でも5番目に多くなりました。

これは平成30年度以来、4年ぶりに400億円を上回り、過去2番目に大きい寄付額となっています。

県内の自治体で寄付額が最も多かったのは、上峰町で去年より63億円増えて108億7300万円、次いで唐津市が53億9800万円、伊万里市が29億2500万円などとなっています。

県税政課の担当者は「全国的にふるさと納税の知名度があがり、県内の農作物や佐賀牛などの返礼品が人気を集めていることが寄付額の増えた要因と考えられる」としています。