鳥栖駅東側に新たな改札口を設ける計画の検討会開催

鳥栖駅東側に新たな改札口を設ける計画の検討会開催

長年にわたって課題となってきた鳥栖市の鳥栖駅周辺整備をめぐり、駅の東側に新たな改札口を設ける計画について話し合う検討会が29日初めて開かれ、開設を求める意見が相次ぎました。

鳥栖市のJR鳥栖駅は駅周辺の整備が長年の課題となっていて、ことし2月に就任した向門慶人市長は駅の東口を開設し利便性の向上を図る考えを示しています。

29日は、東口の開設について自治会や商工団体の代表などが協議する検討会の初めての会合が鳥栖市役所で開かれました。

最初に向門市長は「鳥栖駅東口の設置は駅の東側に住む人や働く人のほか、サガン鳥栖ホームゲームやサロンパスアリーナを訪れる人などの利便性の向上につながる。私の任期中に一定の方向性を見出したい」とあいさつしました。

このあと検討会の委員が意見を述べ、これまでも東口の開設を求めてきた商工団体の代表は「駅の東側にはタクシーもバスもない。一刻も早く東口を開設してほしい」と述べました。

また、具体的な設置方法について別の委員は「南側の地下通路を東側に延伸し、東口を設置してほしい」と話しました。

鳥栖市は、29日出された地下通路の延伸による東口の開設について、技術的な問題がないかなどを調査すると同時に、来年6月ごろまでにさらに複数回検討会を聞き、意見を募ることにしています。