佐賀女子短大 来年から「地域みらい学科」で男子学生受け入れ

佐賀市の佐賀女子短期大学は、来年4月から2つの学科のうち1つの学科で男子学生を受け入れ、共学化を進めることにしています。

佐賀女子短期大学によりますと、共学化を進めるのは設置されている2つの学科のうち「地域みらい学科」で、来年4月の入学生から男子学生の受け入れを始めます。

学科の定員については現在の110人で変更はせず、受け入れる男子学生についても上限は設けないということです。

「地域みらい学科」には、介護福祉士を養成する「福祉とソーシャルケア」コースがあり、ミャンマーやネパールなどからの留学生が7割を占めていて入学を希望する男子留学生も多いということです。

このため大学では、多様性を尊重する時代の変化に合わせ共学化にかじを切ったとしています。

一方、もう1つの学科で保育士や教員を養成する「こども未来学科」についても、将来的な共学化を検討するとしています。

佐賀女子短期大学は「共学化は1966年の大学設置以来初めての改革だ。将来的には学校名の変更も検討していて、学生たちの学びの場の門戸を広げていきたい」と話しています。

佐賀女子短期大学を運営する学校法人は、3年後の2026年4月には武雄市に、共学の4年制大学の創設を予定しています。