江戸時代の刀工が製作「肥前刀」の展示会 鹿島市

江戸時代に佐賀藩の刀工たちによって造られた「肥前刀」などの展示会が鹿島市で開かれています。

「肥前刀」は佐賀藩に仕えた刀鍛冶の集団「忠吉一門」が製作し、鋭い切れ味と美しさで高く評価されました。

鹿島市の祐徳博物館で開かれている展示会には、「肥前刀」の脇差しなど11点が展示されています。

このうち、一門の二代忠廣と三代忠吉が合作した脇指は今の祐徳稲荷神社が創建された際に奉納されたもので、「稲荷大明神」の文字が焼き入れされています。

また初代忠吉が製作した脇指は長さがおよそ70センチあり、天に向かって上昇する龍が刀身の部分に彫刻されています。

龍は当時、天空を制する存在とされ、日照りが続いた際には恵みの雨をもたらしてくれるよう、願いをこめたのではないかとされています。

祐徳博物館の鍋島朝寿学芸員は、「刀は武具だったが、平和な時代には美術工芸品として鑑賞できる。たくさんの肥前刀が、並んでいるので、その美しさを感じていただきたい」と話していました。

展示会は、11月中旬に作品の一部が入れ替えられ、来年2月13日まで開かれます。