県教委が高校教諭を懲戒 制限速度52キロ超のスピード違反で

佐賀県内の県立高校に勤務する教諭が、生徒を乗せたレンタカーで高速道路を走行中、制限速度を52キロ上回るスピード違反をしたとして、県教育委員会は教諭を減給10分の1、2か月の懲戒処分にしたと発表しました。

懲戒処分を受けたのは、県西部の県立高校に勤める30歳の男性教諭です。

県教育委員会によりますと、教諭はことし5月、大分県で開催された自身が顧問を務める部活動の強化練習を終え、引率していた生徒5人をレンタカーのワゴン車に乗せて学校に戻る際、大分市内の東九州自動車道の上り線でスピード違反で検挙されたということです。

教諭の運転していたレンタカーは当時、制限速度を52キロ上回る132キロで走行していたということで、教諭は罰金8万円の略式命令を受けたということです。

このため、県教育委員会は教諭を21日付けで減給10分の1、2か月の懲戒処分にしました。

21日の会見で、県教育委員会の嘉村直樹副教育長は「率先して安全運転に努めるべき教職員がこのような不祥事を起こしたことは誠に遺憾だ。改めて教職員ひとりひとりの自覚を強く促し、信頼回復に向け全力を挙げ取り組んでいく」と述べました。