ひとり親支援 佐賀労働局が臨時の相談窓口開設

働き口を探すひとり親を支援しようと、佐賀労働局は1日から県内の市や町に臨時の相談窓口を開設しました。

佐賀労働局は、ふだんは忙しくてハローワークを訪れることが難しい、「ひとり親」を対象とした臨時の相談窓口を毎年この時期に開設して、就労支援にあたっています。

1日は佐賀市役所に相談窓口が設けられ、ハローワークの職員2人が求人の紹介や面接の相談などにあたりました。

国の求職者支援制度で再就職や転職を目指す人は条件を満たせば、毎月10万円の給付を受けながら無料の職業訓練を受けることができ、相談窓口ではこうした制度も説明しながら就労支援にあたることにしています。

相談窓口は今月31日まで、佐賀市をはじめ唐津市や武雄市など県内11の市と町で順次、設けられます。

佐賀労働局によりますと、エネルギー価格の高騰で物価高が進んだことで去年以降、ひとり親家庭などから「生活が苦しい」といった相談が目立つようになっているということです。

佐賀労働局職業対策課の高尾正昭課長は「就職や職業訓練など幅広く相談を受け付けているので、この機会にぜひ相談に訪れてほしい」と話しています。