高校生の介護技術コンテストで最優秀賞ペア 在校生に実技披露

県内の高校生が介護の技術を競うコンテストで最優秀賞を受賞した嬉野高校3年生のペアが、在校生たちを前にその実技を披露しました。

嬉野高校嬉野校舎総合学科社会福祉系列の3年生の白川愁さんと山下莉央さんのペアは、先月行われた県内の高校生が介護の技術を競うコンテストで最優秀賞に輝きました。

18日は受賞を記念して、2人が在校生や教師を前に大会での実技を披露しました。

7分の制限時間内に右半身にまひがある高齢者のトイレや着替えを介助するというもので、2人は高齢者役の生徒に、「めまいやふらつきはないですか。体調はいかがですか」などと優しく話しかけていました。

コンテストでは、高齢者とコミュニケーションが取れているかや安全に配慮しているかが審査のポイントになっていて、2人の介護技術が高く評価されたということです。

2人は来月23日、大分市で開かれる九州大会に出場します。

白川さんは「朝早くから夕方遅くまで力を合わせて練習してきたので、最優秀を取れたときはほっとしました。全国優勝に一歩でも近づきたい」と話していました。

また、山下さんは「トイレの際にはプライバシーの保護など高齢者の自尊心を傷つけないよう気をつけました」と話していました。