県公安委員会 山口組組長らに「出所祝い」禁止命令

指定暴力団・山口組と神戸山口組の対立抗争をめぐり、県公安委員会は山口組の組長らに対して、刑務所に服役している唐津市の30代の組員ら2人に「出所祝い」として金品などを渡すことを禁止する命令を出しました。

警察によりますと去年8月、山口組系暴力団の唐津市の30代の組員ら2人が対立する神戸山口組系の福岡県福津市の事務所に普通乗用車で突っ込み、塀の一部などを壊したとして裁判所から有罪判決を受け、現在、服役しています。

県公安委員会は、組員が出所した後に「出所祝い」や「慰労金」などの名目で金品などを渡さないよう、27日、山口組のトップ、司忍、本名篠田建市組長(81)と、山口組系の63歳と70歳の幹部、合わせて3人に対して、暴力団対策法に基づき禁止命令を出しました。

命令の期間は組員が出所してから5年以内だということで、違反した場合は3年以下の懲役、もしくは250万円以下の罰金が科されます。

山口組と神戸山口組との間では対立抗争が続いていて、警察が取締りを強化しています。

警察によりますと、暴力団対策法に基づいてこの禁止命令を出すのは、平成20年以来県内では2例目だということです。