リハビリ施設でお年寄りにメーク 美容専門学校の生徒 小城

年齢に関係なく美容に親しんでもらおうと、美容専門学校の学生が小城市のリハビリ施設でお年寄りに向けて、化粧や爪磨きの技を披露しました。

佐賀市の美容専門学校は10年ほど前から、小城市のリハビリ施設でお年寄りにメークを施す活動をボランティアで行っています。

23日は、学生や職員合わせて10人余りが施設を訪れ、お年寄りにメークを施しました。

学生たちは、肌に塗るファンデーションを選んでもらったうえ、お年寄りの唇や眉に化粧をしていきました。

化粧が仕上がるとお年寄りの表情からは、自然と笑顔がこぼれていました。

また爪磨きでは、学生がやすりを使ってお年寄りの爪を整え、最後にマッサージをして手を優しくもみほぐしていました。

主催した美容専門学校はこうしたボランティア活動を通じて学生に接客の基本を学んでもらい、地域の人には、年齢に関係なく美容に親しんでほしいとしています。

メークを体験した84歳の女性は「きれいに化粧してもらえてとてもうれしいです。気分はるんるんです」と話していました。

エッジ国際美容専門学校の白木亜弥子教務部長は「学生もお年寄りもどちらも楽しんでくれていてよかったです。美容を身近に感じるきっかけになってほしいです」と話していました。