生徒が「志」を立てる授業 大町町の小中一貫校
大町町の小中一貫校では、生徒たちが「志」を立てる授業が行われ、「笑顔を増やす」や「みんなの相談に乗る」といったみずからの思いを言葉にしていました。
大町町の小中一貫校、大町ひじり学園では、生徒たちに主体的に学校生活を送ってもらうため、去年から「志」を立てる学習に取り組んでいて、16日は9年生など180人が体育館に集まりました。
生徒たちは最初に、「志」は個人の「夢」とは違って他人や社会のためにやるべき目標だと先生から説明を受けました。
このあと、去年立てた志を見直したうえで新たな志を紙に書き込み、「笑顔を増やすため偏見や差別をしない」や「幸せに過ごすため相談に乗ったり困ったことを一緒に解決する」などとみずからの思いを言葉にしていました。
そして、新たに立てた志を生徒どうしで発表し合い、互いに拍手を送っていました。
9年生の女子生徒は「みんなが協力し合えるようどんな人の話も最後まで聞き、相手の個性を知る、という志を立てました。クラスで協力するときにこの志を意識したいです」と話していました。
また9年生の男子生徒は「私の志は学校を盛り上げるために生徒会活動を通して全体を楽しませることです。文化祭や合唱コンクールで生徒会の魅力を学校全体に発信していきたいです」と話していました。