“色落ち”のりからふりかけを作る授業 鹿島市の小学校

有明海の栄養不足が原因で「色落ち」の被害が出たのりからふりかけをつくる授業が鹿島市の小学校で行われ、講師となった漁業者が海の環境保全を呼びかけました。

今シーズンの有明海ののり養殖は、海の栄養不足で記録的な不作に見舞われ、のりの色が黒くならずに品質が落ちる、「色落ち」の被害が発生しました。

のり漁を営み「色落ち」の被害を受けた松本理絵さんは14日、鹿島市の七浦小学校を訪れ、こうしたのりを使ってふりかけを作る方法を子どもたちに教えました。

最初に松本さんは5年生の子どもたちに、▽のりの色落ちの原因となる海の栄養不足が起きる背景や、▽色落ちのりは風味が劣るものの、食物繊維や鉄分などの栄養は保たれていることなどを説明しました。

このあと子どもたちは、細かく刻んだ色落ちのりに、ごまや干しエビ、粉々にしたスナック菓子などを混ぜてふりかけを作っていました。

松本さんによりますと色落ちのりは、細かくすれば味への影響はほとんどないということで、ふりかけを試食した子どもたちは「おいしい」とか「ごはん2杯は食べられる」などと話し喜んでいました。

5年生の児童は「色が薄いのりは、味も薄いと思ってたけどおいしいと知りました」とか「海だけでなく川にもごみを捨てないようにしたい」と話していました。

松本さんは「色落ちのりでもおいしく食べられることや、一人ひとりの行動が海の改善につながることを伝えられてよかった」と話していました。