唐津市の男性がSNS通じた詐欺で約340万円だまし取られる

佐賀県唐津市の50代の男性が、SNSで知り合った台湾人女性を名乗る人物からショッピングサイトで副業をしないかと誘われ、そのための仕入れ代金などとしておよそ340万円だまし取られたことがわかりました。
警察は、SNSなどを使った詐欺被害が急増しているとして注意を呼びかけています。

警察によりますと、先月4日、佐賀県唐津市の50代の男性は、SNSを通じて知り合った台湾人女性を名乗る人物から日本語で「仕入れや販売のやり方を教えるのでショッピングサイトで副業をしないか」と持ちかけられました。

このため、男性はショッピングサイトのカスタマーサポートとされる窓口で、指定された口座に商品の仕入れ代金として合わせておよそ120万円を振り込んだということです。

その後、サイト上におよそ100万円の利益が出たと表示されたため、引き出そうとしたところ、手数料や補償金を求められたため、さらにおよそ220万円を振り込んだということです。

しかし、利益を引き出せなかったことからだまされたことに気づき、11日、警察に被害を届け出たということです。

警察はSNSのやりとりなどを詳しく分析して捜査を進めています。

佐賀県内ではSNSなどを通じた詐欺の被害が急増しているということで、やりとりの中で投資や副業などの話が出たときはすぐに家族や警察に相談するよう呼びかけています。