中国の旅行会社の担当者 鳥栖市のアウトレット訪問

中国人観光客の本格的な回復をにらんで、中国の旅行会社の担当者が11日、鳥栖市にあるアウトレットモールを訪れ、ブランドの品ぞろえなどを確認しました。

国内外のブランドなどおよそ170の店舗がある「鳥栖プレミアム・アウトレット」は、新型コロナの感染拡大前は中国を中心にひと月におよそ2万人の外国人が訪れる人気の場所でした。

11日は、福岡空港と中国を結ぶ直行便の再開に合わせて佐賀県の観光連盟などが招いた中国の旅行会社の担当者7人がアウトレットモールを訪れ、実際に買い物をしながらブランドの品ぞろえや商品の価格などを確かめました。

中国では日本への観光について団体旅行は解禁されていませんが、個人旅行は一部で解禁されています。

日本向けのツアーを担当している女性は「アウトレットは商品の価格が抑えられているうえ、為替が円安傾向で中国よりも安く買い物ができるので観光客にも人気を集めると思います」と話していました。

このアウトレットモールでは、台湾や香港、それにタイなどからの観光客はコロナ前の水準に戻りつつあるということで、コロナ前に最も多かった中国からの観光客の回復に期待しています。

アウトレットモールの山岡海生副支配人は「中国からの観光客は買い物する金額が大きいので、今後の団体客の再開などに対応できるよう準備を進めていきたい」と話していました。