新大学 名称は「武雄アジア大学」に

2年後に武雄市で4年制大学の開学を目指している学校法人が会見を開き、大学の名称を「武雄アジア大学」に決定したと発表しました。

佐賀女子短期大学を運営する学校法人「旭学園」は、最短で2年後の2025年4月に、武雄市武雄町の白岩体育館の跡地に4年制大学を開設する計画を進めています。

7日、今村正治理事が県庁で記者会見を開き、大学の名称を「武雄アジア大学」に決定したと明らかにしました。

その理由について、「武雄という町の名前を共有し、ともに発展しながらアジア、世界に開かれた大学を目指すという願いを込めた」と説明しています。

また規模は、1学年の定員が130人、4学年あわせて520人程度を想定し、学部は、現代韓国学部と次世代教育学部の2つを設置する計画です。

このうち、現代韓国学部では、武雄と焼き物などで関わりがある韓国の言語や文化を学んだり、アジアのビジネスや観光を担う人材を育成したりできる3つの履修モデルを考えているということです。

また、次世代教育学部では、小学校の教員を目指すだけでなく、貧困や発達障害などの教育課題を学び、さまざまな立場から教育を支える人材育成を目指すとしています。

今村理事は「大学は地方創生のエンジンだ。全国、世界から学生が集う魅力ある大学づくりを進めたい」と話しました。