有明海の干潟で4年ぶり「ガタリンピック」泥まみれで熱戦

有明海の干潟で泥だらけになってユニークな競技を楽しむ「鹿島ガタリンピック」が佐賀県鹿島市で4年ぶりに開かれ、国内外から集まったおよそ1400人が熱戦を繰り広げました。

「鹿島ガタリンピック」は、地元の観光協会などでつくる実行委員会が4年ぶりに開催し、鹿島市の有明海の干潟には国内のほか、韓国やインドなど15の国と地域からおよそ1400人が集まりました。

このうち「ガターザン」は、クレーンから下がるロープを使って干潟に飛び込む競技で、参加した人は意気込みを述べたあと、勢いよく泥の中へダイブし、思い思いのパフォーマンスを披露しました。

また「ガタチャリ」は、干潟に置いた幅60センチの細い板の上をブレーキのない自転車で走る競技で、転倒した人は思いっきり泥の中に突っ込んでいました。

さらに「人間むつごろう」は、ムツゴロウの漁で使う板に腹ばいになり、両手で泥をかいて進む速さを競うもので、懸命にゴールを目指す人たちに会場から大きな声援が送られていました。

「ガターザン」に出場した長野県の20歳の男性は「この日のために減量したので暫定1位になれてうれしいです。初めて干潟に飛び込みましたが、水のような泥のような最高の感触でした」と話していました。