佐賀県 去年の出生率1.53 3年連続で前の年を下回る

1人の女性が産む子どもの数の指標となる出生率は、佐賀県は去年1.53と、3年連続で前の年を下回ったことが厚生労働省の調査でわかりました。

厚生労働省は2日、去年の「人口動態統計」の概数を公表しました。

それによりますと、1人の女性が一生のうちに産む子どもの数の指標となる「合計特殊出生率」は、佐賀県は去年は1.53で、前の年より0.03ポイント低下し、3年連続で前の年を下回りました。

それでも全国平均よりは0.27ポイント上回り、都道府県別では7番目に高い水準となっています。

去年1年間に県内で生まれた子どもの数は5552人で前の年より301人減少し、死亡した人の数は1万1205人で前の年より1060人多くなりました。

この結果、出生数から死亡者数を引いた自然増減数は5653人のマイナスとなっています。

さらに、佐賀県民が初めて結婚する年齢の平均は女性が29.0歳、男性が30.3歳で、前の年に比べて女性は0.1歳低くなりましたが、男性は0.2歳高くなりました。

県こども未来課は「出会いから結婚、そして出産・子育てと切れ目ない支援に取り組み、佐賀県を今以上に子どもを産み、育てたいと思える県にしていきたい」と話しています。