佐賀県 チャットGPTを業務で試験的な利用を始めたと発表

佐賀県は急速に利用が広がる対話式AI「チャットGPT」について、使用のルールを盛り込んだガイドラインを策定した上、先月から業務での試験的な利用を始めたと発表しました。

佐賀県の発表によりますと、「チャットGPT」の試験的な利用の開始は先月18日からで、ガイドラインを守った上ですべての職員が利用できるとしています。

公表されたガイドラインの概要版では、データが外部に出てしまう可能性があることを念頭に入れ、個人情報や、公開しない情報は入力しないことなどを定めています。

また、生成された文書などはそのままでは利用しないこと、利用のしかたが妥当かどうかを個人でなく、組織で判断することなどを盛り込んでいます。

試験利用から2週間がたち、これまでに行政文書のたたき台や計算用のプログラムを作成するのに使われたということで、職員からは業務時間が短縮されたといった反応が寄せられているということです。

県行政デジタル推進課は「データの取り扱いに注意するのを前提に、どのように効果的な使い方をできるのか模索していきたい」と話しています。