伊万里市で女性が主役の「どっちゃん祭り」4年ぶり開催

新型コロナの影響で中止が続いていた伊万里市の「どっちゃん祭り」が4年ぶりに開催され、名物の「女みこし」が披露されました。

28日、伊万里市中心部で開かれた「どっちゃん祭り」は、江戸時代に焼き物の積み出し港として栄えた当時の賑わいを再現した夏祭りです。

秋に行われる「トンテントン祭り」が男性中心のため、女性が主役の祭りを開こうと始まり、新型コロナの影響で中止が続いていたため、開催は4年ぶりです。

祭りの一番の見どころは、20人の女性が力を合わせてみこしを担ぐ「女みこし」です。

女性たちは「ソイヤ、ソーレ」というかけ声とともに入場し、2基のみこしが向かい合ってぐるぐるとまわる「合戦」を披露すると、会場からは大きな拍手があがっていました。

このほかにも、女性だけが参加できるよさこい踊りや餅投げなども開かれ、訪れた人たちは4年越しの賑わいを楽しんでいました。

伊万里女みこし「華粋会」の川原志加代代表は「皆ひさしぶりだったが、けがなく無事にみこしを担げてよかった。たくさんの方に参加してもらって、これからも楽しい祭りを続けていきたい」と話していました。

主催者によりますと、祭りにはおよそ3万人が訪れたということです。