佐賀代表する伝統工芸「鹿島錦」120点集めた作品展 鹿島市

江戸時代から伝わる佐賀を代表する伝統工芸、鹿島錦の作品120点を集めた展示会が鹿島市で開かれています。

鹿島錦は、たて糸に上質の和紙、よこ糸に絹糸を使った繊細な手織物で、220年以上前の江戸時代に佐賀藩の支藩・鹿島藩で始まり、その後は佐賀錦の名前でも知られるようになりました。

鹿島市の祐徳博物館で開かれている展示会には、鹿島錦の保存会の会員23人が丹精込めて作ったバッグやえとのうさぎなど120点が展示されています。

このうち山口ヨシエさんが作成した「積木のたわむれ」は、手紙などを入れる文箱の作品です。

表面にあしらわれた茶系の伝統的な枡文様は木材の年輪を表現し、落ち着いた雰囲気の作品に仕上がっています。

また会場の一角には50年以上に渡って作品を作り続け、ことし1月に106歳で亡くなった保存会の前の代表、樋口ヨシノさんの遺作16点を紹介するコーナーも設けられています。

現在の上皇ご夫妻が佐賀県を訪れた際に鑑賞された七・五・三用のバッグのほか、有明海をモチーフにした額などが展示されています。

保存会代表の相浦幸子さんは「50年以上にわたり、創作活動を続けた樋口先生の遺作も並んでいるのでぜひ見にきてください」と話していました。

鹿島錦展は、鹿島市の祐徳博物館で来月7日まで開かれています。