マッチングアプリで投資話 約4860万円だましとられる被害

佐賀県内の60代の女性が、マッチングアプリで知り合った人物から、投資話を持ちかけられ、およそ4860万円をだましとられる被害があり警察は詐欺事件として捜査を進めています。

警察によりますと、県内の60代の女性が先月中旬、マッチングアプリで知り合ったカナダ生まれの日本人男性と名乗る人物から「外国為替取引で収入を得ている」「資産を倍以上にした後は一緒に世界一周旅行に行こう」などと投資を持ちかけられ、女性は指定された複数の銀行口座に11回にわたりあわせておよそ4860万円を振り込みました。

その後、女性は振り込みをしているのに利益が振り込まれたのは一回だけだったため不審に思って家族に相談し、被害が発覚したということで警察は詐欺事件として捜査しています。

去年県内ではSNSやマッチングアプリなどを使った詐欺が46件起きていて、総額で3億6000万円あまりの被害が出ています。

件数、被害額ともに前の年から大きく増えていて、警察は「マッチングアプリやSNSで知り合った会ったこともない相手からのお金の要求やもうけ話は詐欺を疑って欲しい」と呼びかけています。