障害がある人の就職を支援 武雄市で合同の就職面接会
障害がある人の就職を後押ししようと、武雄市で28日、地元の企業による合同の就職面接会が開かれました。
この面接会は、障害がある人の就職を支援しようと、武雄市が平成30年から毎年この時期に開いています。
会場の武雄市文化会館には製造業、清掃業、それに市役所など10の事業所がブースを構え、市内外から障害者16人が面接に臨みました。
手や足に障害がある人からは、自分ができる範囲内でどの程度仕事ができるのかや、職場環境についての質問があり、採用担当者は、障害がある人も仕事をしていることを説明していました。
武雄市によりますと、去年は12社がブースを構えて27人の求職者が参加し、3人の採用につながったということです。
参加した武雄市の60代の男性は「高い所から落ちて腰を痛めているので、軽作業の仕事をしたいです。1日5時間程度、週6日間働きたいと思っていて、面接の感触はよかったです」と話していました。
武雄市福祉課の杉本勇主幹は「ここ数年、職を求める人に知的障害の方が多くなってきている状況を受け、障害者と事業所をうまくマッチングして採用につなげていきたい」と話しています。