休漁が続くタイラギ 県の調査結果に漁業者から「厳しい」の声

有明海特産の二枚貝で休漁が続いているタイラギについて、県は先月行った生息調査の結果を漁業者に説明しました。
県は結果を明らかにしませんでしたが、漁業者からは「厳しい」との声が聞かれ、漁の方針は今月下旬に決まります。

有明海の特産で高級食材とされるタイラギは、ピーク時の昭和54年には有明海全体で3万トン近くの漁獲がありましたがその後は大きく減少し、去年まで10年連続で休漁しています。

県有明水産振興センターでは、漁が始まる12月を前に毎年この時期有明海の55の地点で生息調査を行っています。

22日は県内のタイラギ漁業者のほとんどが所属する太良町の県有明海漁協大浦支所で調査の結果を漁業者に非公開で説明しました。

県は報道陣に対し調査の結果を明らかにしませんでしたが、参加した漁業者は「いい話はなかった。厳しかった」と話しました。

タイラギが大きく数を減らしている原因について、県は夏場に海水が循環せず海底の酸素が不足する「貧酸素」の状態になっていることや、「ナルトビエイ」による食害などが考えられるとしています。

今回の調査を踏まえ、佐賀・福岡両県の漁業者は今月28日に集まって今シーズンの漁の方針を決めることにしています。