鹿島市の小学校で出前授業 障害者などに配慮したデザイン学ぶ

鹿島市の小学校で、障害のある人や外国人などにも配慮した「ユニバーサルデザイン」について理解を深めてもらう出前授業が開かれました。

鹿島市の古枝小学校の総合的な学習で行われた出前授業には、4年生の36人が参加しました。

授業では、視覚に障害がある人への指導を県内各地で行っている、歩行訓練士の南奈々さんらが講師となり、ユニバーサルデザインが施された生活用品などについて説明しました。

子どもたちは、点字や凹凸のデザインが施されたビール缶や牛乳パックを手に取り、指で触って感覚を確かめていました。

また、1000円や1万円札などには、それぞれが区別できるよう、お札の角に異なる識別マークが印刷されていることも学んでいました。

授業に参加した児童は「テレビドラマでは知っていたけれど、目が見えないのは、大変だと思いました。白い杖や盲導犬を連れている人を見かけたら、助けてあげます」と話していました。