女子中学生死亡 伊万里市教委の第三者委がいじめ認定の報告書

ことし1月、伊万里市の女子中学生が亡くなった問題で、市の教育委員会が設置した第三者委員会は、この女子中学生が自殺したことを明らかにした上で、いじめがあったとする報告書をまとめました。

伊万里市教育委員会は、市内の学校に通う女子中学生がことし1月「事故死」したと明らかにし、市教委が設置した第三者でつくる「いじめ問題対策委員会」は、いじめの有無について調べてきました。

第三者委員会は17日報告書を公表し、この中で女子中学生が自殺していたことを明らかにしました。

その上で、去年12月に女子中学生が同級生にLINEのメッセージで「私のことが嫌いなの?」と問いかけたのに対し、「嫌い」などと返信されたことが確認されたとしています。

これについて報告書では、「心身の苦痛を受けた可能性は否定できない」として、いじめに該当する行為があったと認定しました。

一方で、女子中学生の自殺といじめとの関連性を見いだすことはできなかったとしています。

また市によりますと、女子中学生が亡くなる前に保護者から担任に対し「娘が悩んでいるので注意して見守ってほしい」と相談をしていましたが、その情報も担任止まりになり共有がうまくなされていなかったということです。

第三者委員会は学校側は、生徒の様子に変化がないか敏感にとらえる必要があるとした上で担任などがひとりで抱え込まず情報共有を行うなど、組織で対応するよう意識改革が必要だと指摘しました。