鹿島市が並行在来線時刻表を作成 乗り換えダイヤを確認

利便性の低下を努力でカバーする取り組みです。
西九州新幹線の開業でJR長崎本線が並行在来線となり特急が大幅に減便される佐賀県鹿島市は、乗り換えのダイヤの確認が難しいという市民の声を受けて、独自に時刻表を作り、すべての世帯への配布が15日から始まりました。

JR長崎本線の肥前山口と長崎県の諫早の間は今月23日の西九州新幹線の開業にともなって並行在来線の区間となり、特急がおよそ3分の1に減便されるなど大幅にダイヤが変わります。

これにより、佐賀や博多などとを行き来するのに乗り換えが必要になるケースが増えますが、詳細な時刻表がまだ発売されていないため、市民から「乗り継ぎ時間の確認が難しい」という声が多く寄せられていました。

このため市では、長崎本線の市内すべての駅の時刻を一覧形式でまとめた時刻表を独自に作成しました。

完成した時刻表では、今月23日から江北駅に名称が変更される肥前山口駅などで並行在来線の区間と佐賀や博多方面の列車が5分から10分ほどで接続していることがわかりやすく示されています。

一方で、肥前浜と長崎県の諫早の間は今月23日から経費削減のため電化を取りやめ、ディーゼル列車の運行となり、肥前浜駅では多くの列車で乗り換えが必要となります。

この時刻表では肥前浜駅での接続時間は高校生の利用が多い夕方以降の下り列車で10分から15分程度かかるものもあり、利便性が低下していることもわかります。

時刻表の作成を担当した鹿島市企画財政課の松丸環大課長補佐は「ダイヤの変更で乗り換えが必要なケースも多くなるが、この時刻表を活用してなるべく鉄道を利用してもらえればありがたい」と話していました。

この時刻表はおよそ1万1000部が作成され、すべての世帯への配布が15日から始まったということです。