コロナ感染予防 佐賀市の高校で授業や教室の換気に工夫
新型コロナウイルスの感染者が佐賀県内でも急増し、改めて感染予防の徹底が求められます。
佐賀市の高校では、VR=バーチャルリアリティーを活用した授業を導入するなどして工夫しています。
佐賀市の龍谷高校では、新たに2年生の英語の授業にVR=バーチャルリアリティーを活用したカリキュラムを導入しました。
大手英会話学校が開発したソフトを使って、ネイティブの講師と会話しながら海外のホームステイを疑似体験できるもので、生徒たちは専用のゴーグルとコントローラーを駆使して、身振り手振りを交えながらコミュニケーションを図っていました。
高校は毎年、県外の施設で語学の実習を行っていましたが、新型コロナの感染拡大で実施できなくなったため、これに変わる教材としてVRの授業を導入したということです。
また、授業中は冷房をつけていますが、空気の流れをつくるため窓を閉め切らないようにしているほか、休み時間には毎回、生徒が教室の窓を開けて換気をしていました。
職員室でも部屋の対角線上にある2つの窓を常に開けて、密閉空間ができないよう努めているということです。
2年生の男子生徒は「コロナ禍でできなくなったこともありますが、新しい形の授業でカバーできればいいと思います。冷房が効いた教室を換気すると確かに少し暑くなりますが、感染を防ぐにはしかたないです」と話していました。