医療的ケア児の家族を支援 佐賀市に交流もできる施設開設

たんの吸引などの医療が欠かせない医療的ケア児とその家族を支援しようと、佐賀市では、ケア児の一時的な預かりのほか、家族へのサポートも行う支援施設が開設されました。
日常的に医療が欠かせない医療的ケア児は全国におよそ2万人、佐賀県内には160人いると推計され、ケア児の保育施設などでの受け入れや、孤立しがちな親や兄弟への支援をどう進めるかが全国的な課題となっています。

佐賀県の医療的ケア児等コーディネーターを務める荒牧順子さんは、ケア児の一時的な預かりに加えて、家族同士の交流も行える施設を先月佐賀市神園に開設し、支援に向けた活動を行っています。

16日は家族同士が交流する機会が設けられ、医療的ケア児の母親や妹など6人が、遊んだり交流したりしました。

医療的ケア児の母親は「家ではケア児のケアに追われ、そのほかのの子どものことをかまえない時間があります。家でできないことができる空間になると期待しています」と話していました。

施設を開設した荒牧順子さんは「同じような経験をしている兄弟や、ケア児と兄弟が一緒に遊べる場所もなかったので、出会える場になってほしい」と話していました。

医療的ケア児の預かり施設は県内のほかの地域にもありますが、家族同士の交流も目的とした施設の開設は珍しいということです。

医療的ケア児への支援を巡って佐賀県は、今年4月、保護者などからの相談窓口となる医療的ケア児支援センターを開設しています。

さまざまな悩みごとに対し専門のスタッフが相談に乗るほか、保育園などへの入園希望があった場合は施設側と調整し受け入れ体制を整えるなど、在宅から就園・就学まで伴走型の支援を目指すとしています。

去年9月に家族への支援を進める初めての法律「医療的ケア児支援法」が施行されたことを受けた対応で、小児科などでの勤務経験がある看護師やコーディネーターなど、合わせて5人の体制で支援にあたるということです。

医療的ケア児支援センターの電話番号と、無料通信アプリ「LINE」の連絡先は以下のとおりです。

電話番号は090ー7884ー0258、LINEのIDは@888jfvplです。